はじめまして、○○と申します。

実務翻訳に興味があり、超短期翻訳講座を受講させていただいております。
私の父が弁理士の方や弁護士の方などと一緒に仕事をする機会が多く、知的財産や実務翻訳などについて聞くことが多い環境です。
ところで、実務翻訳というのは専門があってこそだ、と聞きました。理系の知識がないと出来ない、と父にも言われました。
英語力もあるとは言えず(英検2級)、大学も私立文系で、今の仕事も家庭教師と、全く理系分野とは関係なく生きてきました。
専門分野がない状態で、実務翻訳者を目指すことは可能なのでしょうか。
宜しくお願い致します。

 

メールをありがとうございます。

以下のとおりお答えします。

> ところで、実務翻訳というのは専門があってこそだ、と聞きました。
> 理系の知識がないと出来ない、と父にも言われました。

お父様のおっしゃるとおり、知的財産などの実務翻訳をするには、理系の知識が必要になります。

英語力だけで対応できるものではありません。

しかし、大学で理系を専門にしていなければいけないかというと、そうではありません。

何を専門とするかを決めて、その分野をしっかり勉強すれば翻訳の仕事は可能です。

私自身も文系出身ですが、翻訳の仕事をするためにITや通信技術などの勉強をして、実務翻訳者になりました。

> 専門分野がない状態で、
> 実務翻訳者を目指すことは可能なのでしょうか。

企業で発生する書類の翻訳など、専門性の低い分野の翻訳ならできると思います(一応、ビジネスが専門ということになるとは思いますが)。

知的財産に関係する文書や技術文書などは無理ですし、専門分野のない翻訳者に、どれくらいの仕事の依頼があるかは疑問です。

ですので、実務翻訳を本業にしたいとお考えなら、英語力、日本語力、翻訳スキル、専門分野をしっかりと勉強することをおすすめします。