お世話になります。○○です。第13回添削課題の添削とコメントに心から感謝します。

今回、初めてのマニュアルの翻訳ということもあり、手探りしながら翻訳をしました。特に、無生物主語RFIDを主語にするべきかどうかを悩み、結果、主語として用いないように工夫しましたが、こういうマニュアル、ないしは機械系の翻訳では必ず、それが無生物主語であっても入れなければいけない、ということを学びました。

翻訳抜けに関しては、完全に私のミスです。戸田様がYou-tubeで披露してくださった方法を用いて、訳抜けがないように、第15回添削課題からさらに注意深く作業をします(昨日、既に翻訳作業は終了しましたが、今一度確認します)。

 

文脈によっては主語として用いない方がいい場合もありますが、基本的に、こねくり回さない方がいいです。

これまで、講義で教えてくださったこと、ならびに添削を通して教えてくださったことを実行しようと努めてきました。たとえば、無生物主語、関係代名詞、関係副詞の訳し方、英語の語順と日本語の語順を可能な限り同じにする、などです。しかし、これまで、その結果、文法を曲げてしまったり、訳抜けが生じてしまったり、原文の本来の意味とは違う訳になってしまったりと、様々な弊害が生じています。それで、今後は、まず、正確で正しい翻訳を常に第一条件にし、新しいテクニックを用いることは、二の次にします。その結果、戸田様が以前の添削で述べておられたように、ざっくりとした翻訳になったとしても、そちらの方が実務翻訳ではbetterだと思います。

 

そのとおりですね。まずは正確な翻訳文を作ることを最優先課題と考えるべきです。テクニックを使ってスムーズな訳文を作っても、訳抜けがあったり間違ったりしては台無しですので。

正確であること。訳抜けがないこと。訳語や表現が統一されていること。これらが一番の基本です。

今回の添削結果(私は率直なコメントでしたので少しも凹んではいません)を通して、たとえ6ヶ月の翻訳講座が終了しても、翻訳会社のトライアルを受けてすぐに合格する見込みは限りなく低い、ということがわかりました。もちろん、まだ添削課題や自主課題は11回ほど残っていますが、それだけでは十分とは言えないと感じます。前回のメールで戸田様が教えてくださった受講生Iさんの例を見ても、1年弱で合格したとはいえ、6ヶ月では無理だった、ということでした。

それで、6ヶ月の翻訳基本講座終了後に、さらなる6ヶ月の翻訳上級講座を受講することを現在真剣に考え始めています。もちろん、専門分野の本を読み、知識を蓄えることは言うまでもありません。6ヶ月の受講料、翻訳のためのすべての設備投資をしてリスクを背負ったのに、結局中途半端で終わってしまうことほど、愚かなことはないと思うからです。

それでぜひ、この件に関しての戸田様のご意見をお聞かせください。

 

○○さんの場合は、実務翻訳に必要な几帳面さが翻訳文に見られますし、真剣度もかなり高いので、きっとトライアルに合格して翻訳者として活躍されるものと信じています。

上級編を受講するかどうかについては、翻訳のスキルアップという面できっとお役に立てると思います。

また、自信があってもなくても、基礎講座6か月終了後にトライアルを受けることをおすすめします。

基礎講座のサポートは9か月で終了しますが、上級講座を受講いただければ、引き続きトライアルについてもアドバイスできるかと思います。

ただ、上級講座については、基礎講座が終わるときに考えられても遅くないと思いますよ。