この記事は、質問に対する回答ではありませんが、添削指導で繰り返し繰り返し同じコメントを書いているので、ここに記載しておきます。
原文の文法を無視して翻訳してはいけません。
実務翻訳ではそれは受け入れられません。
必ず学校で習った文法ルールに従って訳してください。そして「原文の文法に忠実でありながら、日本語として不自然でない訳文」を目指しましょう。
第1に、文法を無視して「こんなことを言っているに違いない」のように雰囲気を頼りに訳すのは不可です。
第2に、原文に書かれていない言葉を付け足したり、原文に書かれていることを訳さないのは、絶対に避けてください。
第3に、関係代名詞や不定詞は慎重に翻訳してください。
関係代名詞や不定詞の訳し方で、左から右に英文と同じ順序で訳すというテクニックはありますし、使ってはいけないということはありません。
しかし、そういったテクニックを使うのは、文法に従って訳したのでは分かりにくくなってしまったり、日本語として不自然になってしまったりする場合に限ってください。
文法に忠実に訳しても、分かりにくくなったり日本語として不自然になったりしないなら、文法に忠実に訳しましょう。
翻訳者が納品した訳文は、翻訳会社のチェッカーや、翻訳を依頼した企業の担当者が見直すことになります。
そのときに、文法を無視して訳されていたら、見直しに余計な手間と時間がかかります。
結果として、嫌われるので仕事の依頼が来なくなります。
また、翻訳に慣れてからでなければ誤訳の原因になるので危険です。
「原文の文法に忠実でありながら、日本語として不自然でない訳文」
を目指しましょう。