特許の本

今日は、特許翻訳について質問がありましたのでお答えしました。

特許翻訳が一番単価が高くて需要もあり、テンプレート通りに訳せばいいだけと聞きました。
本当でしょうか?

単価が高く需要があるのは本当です。

テンプレートどおりというのも(ある程度は)本当です。

法律文書なので、定められた形に沿って訳す必要があるからです。

ただし、そのテンプレートに書く文章は、高度な専門知識が要求される内容です。

特許を申請する文章なので、専門性が高くて難しいのはご理解いただけると思います。

ですので、特許翻訳をする場合、以下のすべてが高いレベルで求められます。

  1. 英語力
  2. 日本語力
  3. 特許翻訳の知識
  4. 専門分野の知識(私の場合は、無線通信技術など)
  5. 翻訳スキル

すでに特許や専門分野の知識をお持ちなら、後は翻訳の練習をすればいいだけなので、比較的やりやすいかもしれません。

そうでないなら、難易度の高い分野であると言えます。

単価が高くて需要が大きいというのは、難しくて参入できる人が少ないことの裏返しです。