本講座の課題でも本番の仕事でも、文法と辞書に書かれている定義を頼りに翻訳すると変な日本語になったり、意味がとおらなかったりすることがあります。
その原因は、ネイティブは結構いいかげんな英文を書くということです。
プロのライターならしっかりした英文を書きますが、そうでない人は文法を間違っていることがよくありますし、思いつきで話したことがそのまま文章にされていることもあります。
さらに言えば、ドイツ人やイスラエル人が書いた英文のような変なのを翻訳しなければいけないこともあります。
さらに、中国語文を英語に訳したものを日本語に訳すというような、伝言ゲームみたいなのもあります。
そういったときは、文法や辞書に載っている説明を頼りに訳すとまったく意味がとおらないことがありますので、文脈をよく考えて訳すことが重要になります。