キーボードで入力する女性の手

知り合いのビジネスマンから

『パソコンでメールを打つ際、文末に句点「。」をつけるのは、ここで文章が終わりますよ、わかりますか?という意味になり、顧客や目上の方に失礼にあたるから、句点「。」をつけているお前の文章は間違っている』

と、言われました

現場作業の職歴が多く、パソコンやビジネスメールのやり取りのマナーを全く知らないため、翻訳とは関係ありませんが、戸田さんにもお聞きしたいです

翻訳会社などとメールのやり取りをするときは、戸田さんはどうしていますか?

 

文末に句点(。)を付けては失礼ということでしょうか。

そんな変な話は聞いたことがありません。

一部の人たちが決めたルールではないでしょうか。

翻訳者は文章を書くプロですので、どこかの誰かが勝手に始めた変なルールに惑わされず、正しい日本語で文章を書いてください。

たとえば、「メールを打つ」ではなく「メールを書く」「メールの文章を書く」など、正しい日本語を使うことのほうが大切です。

「メールを打つ」では日本語力が疑われるので、仕事の依頼はありません。

また、たとえメール文でも句読点の使い方を間違っていては日本語力が疑われます。

繰り返しますが、翻訳者の仕事は「正しい日本語」で文章を書くことです。

ヘンテコなルールに従わないと怒る人にメールを送るときだけ、ヘンテコな日本語でメールを送ればいいでしょう。