「翻訳の仕事をフリーランスでやってみたい」というのは、多くの人が考えることです。
自宅や喫茶店、旅行先などで、ノートパソコンを使って優雅に仕事をしている姿を想像する人もいるかもしれませんね。
フリーランスとは、要するに個人事業主のことです。
個人事業主というのは、会社を作って法人化せずに仕事をしている人のことを指しています。
ですので、事務所を借りて仕事をしていても、人を雇っていても、法人化をしていなければ個人事業主です。
個人事業主になるには、開業届(正確には「個人事業の開業・廃業等届出書」)の書類を税務署に出す必要があります。
しかし、開業届を出さなくても特に罰則はなく、開業した年の事業収支をすべてまとめて税務署に確定申告すれば、それが開業届の代わりになります。
つまり、特別な手続きは何もしなくても、翻訳の仕事を受注しさえすれば、個人事業主(フリーランス)として開業したことになるわけです。
なお、確定申告については、自分でできる人は自分ですればいいですが、やり方がよくわからない人は、税理士に依頼するのが簡単です。
会計ソフトを使えば、自分でやっても難しくはありませんが、その時間を翻訳に使った方が有意義なように思います。