先日、翻訳会社のトライアルに合格した受講生さんから質問をいただきました。
翻訳会社と契約する際に、チェッカーの仕事を引き受けてもらえるかどうかを聞かれたということです。
お世話になります。●●です。
戸田様の温かいお言葉に心から感謝いたします。
私がここまで来れたのはすべて戸田様の翻訳講座のおかげです。ですから決して慢心することなく、初心を忘れず、翻訳者としてこれからも精進していきたいと思います。
一つ質問があります。
合格通知をいただいた翻訳会社から契約書についての問い合わせがありました。そこに私にとってとても興味深い内容が含まれていました。
それはチェッカーとしても契約するきがあるか、というものです。以下に本文を載せます。
※取り引き先からのメールを勝手に公開することはできないので、概要をお伝えします。
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翻訳の仕事だけでなく、英訳チェックをお願いすることもできますか。
チェックの仕事というのは、英訳された文章を日本語原文と照合して、訳抜け、誤訳、用語の確認などを行う仕事です。
英訳チェックの仕事も引き受けていただけるなら、チェッカーの仕事についても契約書に記載させていただきます。
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合格通知をいただいた際に、私のIT分野はすでに多くの翻訳者がいるので、この分野での仕事はあまりないということで、このような寛大なお誘いをいただいたのかもしれません。
私としてはぜひ、お受けしたいと考えています。
チェッカーとして他の翻訳者たちの翻訳文をみるのはとてもいい勉強になりますし、仕事ももしかしたら定期的にいただけるかもしれないからです。
それで戸田様にお聞きしたいのですがですが、チェッカーとしての作業の進め方、注意点、などをぜひ教えてください。
私はこの分野では知らないことが多いからです。
よろしくお願いします。
基本は翻訳基礎講座で学んだことと同じです。
つまり、誤訳、訳抜け、用語の統一、書体などを確認して修正することです。
仕事を依頼されるときに、翻訳基礎講座で使った仕様書のようなものを渡されると思いますので、それに従えば問題ありません。
仕様書のようなものがない場合でも何らかの指示があるはずです。
手抜きをせずに丁寧な仕事をすれば大丈夫ですので頑張ってください。