翻訳の仕事では、ほとんどの場合、翻訳対象のファイルはWordファイルなどの文字データで送られてきます。

文字データで受け取ったファイルは、そのまま翻訳できるのでとても便利です。

でも、翻訳対象のファイルを画像データで渡されることもあります。

紙の書類をスキャナーで読み取って、それをPDFファイルに変換したファイルや、ファックスで送られてきた紙の文章が渡されることもまれにあります。

そういうときは、翻訳基礎講座で紹介している置換テクニックや、少しずつ訳していくテクニックが使えないので、訳抜けが発生する可能生が高くなります。

翻訳対象を画像として渡されたときに品質を保つためには、OCRソフト(文字認識ソフト)で文字データに変換することをおすすめします。

OCRソフトで文字データに変換してしまえば、置換テクニックも少しずつ訳すテクニックも使えるので、訳抜けが発生する心配がなくなります。

もし、画像データを翻訳する機会があれば、ぜひOCRを使ってください。

なお、私は長年「読んdeココ」というOCRソフトを使っていましたが、今は販売中止になっているようです。