翻訳講座を選ぶときに比較するべき8つの条件
ツイートこのコンテンツは、10年以上の経験を持つ現役のプロ翻訳者であるアキラが、翻訳の仕事についてきるだけ分かりやすく説明するメディアです。
「翻訳講座を受けたいけど、どの講座がいいのか分からない」
「何を基準に翻訳講座を選べばいいのかな?」
と悩んでいませんか?
インターネットや通訳翻訳ジャーナルで調べると、たくさんの翻訳講座が見つかります。
でも、どの翻訳講座を選べばいいのか、比較のポイントが分からないので悩みますよね。
そこで、この記事では、翻訳講座を選ぶときに比較するべき8つの条件についてお話しします。
あなたに合わない翻訳講座を選んで、お金を払ってから後悔しないように、この記事で紹介する比較ポイントをしっかり確認してください。
通信講座を選ぶべきか、通学型の学校を選ぶべきか
翻訳講座には、通信教育講座と通学型の学校があります。
どちらを選んでも同じ内容を学ぶことができますが、それぞれ一長一短あるので、あなたに合った講座を選ぶことが大切です。
まず、通学型の翻訳学校の長所は以下のとおりです。
- 翻訳の先生から翻訳の現場について話を聞ける。
- 分からないことは納得するまで質問できる。
- 同じ目標を持つ友達ができるので刺激になる。
やはり、翻訳の先生と直接話ができるメリットは大きいですね。
自分が目標とする人と直接会って話をすると、「自分にもできる!」という実感が湧いてきます。
一方、通信講座の長所は以下のとおりです。
- 通学にかかる時間を学習に当てることができる。
- 空き時間に勉強できる。
- 一般的に通学型レッスンより授業料が安い。
東京や大阪などの大都市であれば、通学型の翻訳学校がたくさんあるので、条件の合う翻訳学校を見つけるのは難しくないと思います。
でも、通学できる距離に翻訳学校がない場合は、通信講座を受けることになります。
通信教育講座の最大の長所は、「空き時間に勉強できる」ということですね。
仕事や家事が忙しいと、「学習時間 + 通学時間」を確保するのは、かなり困難です。
でも、通信教育講座なら、通学にかかる時間も学習に使えるので時間を有効活用することができます。
翻訳講座・学校を選ぶときの比較ポイント
「有名な会社が運営しているから」とか「広告をよく見かけるから」という理由で翻訳講座を選んでしまうと、時間とお金を無駄にすることになります。
通信講座と通学型の翻訳学校のどちらを選ぶにしても、翻訳講座を選ぶときは以下の比較ポイントを確認して、あなたにピッタリあった講座を選んでください。
翻訳の講座を選ぶときの比較ポイント
- プロ翻訳者の指導を受けられるか
- 納得できるまで質問できるか
- 専門分野の勉強法を学べるか
- 調査方法を学べるか
- 実務に沿った方法で学べるか
- コンピューターの活用法を学べるか
- 仕事を獲得する方法を学べるか
- 取り引き先とのやり取りの仕方を学べるか
以下に、それぞれについて説明します。
プロ翻訳者の指導を受けられるか
翻訳講座なのだから、プロ翻訳者の指導を受けられるのは当然と思いがちですが、必ずしもそうではありません。
翻訳講座を受講した人が、講座を修了した後にその講座で指導しているという例もあります。
必ず、プロとして翻訳の仕事をしている人が指導しているかどうかを確認しましょう。
納得できるまで質問できるか
通信教育講座でも通学型の翻訳学校でも、質問しやすい環境と、納得できるまで質問できることが大切です。
「分からないことがあるけど、何となく質問しにくいから放っておいた」
ということがないように、遠慮なく質問できるかどうかを確認しましょう。
専門分野の勉強法を学べるか
実務翻訳の仕事をするなら、専門分野を持っていることがとても重要です。
翻訳講座によっては、IT翻訳講座、ビジネス翻訳講座、医学翻訳講座、金融・経済翻訳講座など、専門分野に特化した翻訳講座を提供している会社もあります。
でも、そういった翻訳講座を受講するだけでは、翻訳の仕事をするのに十分な専門知識を身に付けることはできません。
翻訳の仕事に必要なだけの専門知識を身に付けるには、翻訳講座とは別に自分で勉強する必要があります。
だから、どのように勉強すればいいかを教えてもらえる翻訳講座を選ぶことが大切です。
調査方法を学べるか
翻訳の仕事の半分は、分からないことの調査であると言っても過言ではありません。
だから、知らないことが出てきたときに、インターネットを使って答えを見つけるスキルが必須です。
調査方法を学べる翻訳講座を選ぶことをおすすめします。
実務に沿った方法で学べるか
現在の翻訳の仕事では、仕事の依頼から納品まで、ほぼすべての作業がコンピューターを使って行われます。
紙の書類が出てくる余地はほとんどありません。
翻訳講座も、実際の仕事と同じように、パソコンを使って実施される講座を受講した方が現実の翻訳実務に即しています。
紙の辞書をペラペラめくりながら、紙に印刷された課題文を翻訳するという学習法は、実際の翻訳の仕事から遠く離れています。
コンピューターの活用法を学べるか
翻訳の仕事では、コンピューターを上手く活用することが、品質アップ、生産性アップに大きく影響します。
このため、4〜5万円程度の授業料で、翻訳者のためのコンピューター活用講座を提供している翻訳学校もあるくらいです。
翻訳講座とは別に、こうしたコンピューター活用講座を受講することもできます。
でも、お金を節約したいなら、コンピューターの活用法も学べる講座を選ぶことをおすすめします。
仕事を獲得する方法を学べるか
翻訳講座のカリキュラムは、語学的なスキルを学ぶことに限定されていることがほとんどです。
でも、語学的なスキルを身に付けても、仕事を獲得する方法が分からなければ、翻訳の仕事を始めることはできません。
だから、翻訳の仕事を始める方法を学べるかどうかも比較材料にしましょう。
取り引き先とのやり取りの仕方を学べるか
会社勤めをしていて、取り引き先とやり取りすることが多い人なら、取り引き先とのコミュニケーションの基本は身に付いているはずです。
でも、取り引き先とコミュニケーションする経験がなければ、翻訳の仕事を始めたときに失敗する可能性があります。
取り引き先と良好な関係を維持して、仕事を継続的に受注するために、取り引き先とのコミュニケーションも比較ポイントとして検討しましょう。
翻訳講座・学校は、しっかり比較してから選ぶのが成功の秘訣
この記事では、翻訳講座を選ぶときの比較ポイントを紹介しました。
あなたに合わない翻訳講座を選んでしまうと、お金を払ってから後悔することになります。
この記事で紹介した比較ポイントをしっかり確認して、あなたにピッタリの翻訳講座を選択してください。
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