英語が得意な主婦におすすめの仕事
ツイートこのコンテンツは、10年以上の経験を持つ現役のプロ翻訳者であるアキラが、翻訳の仕事についてきるだけ分かりやすく説明するメディアです。
「結婚して会社を辞めたけど、また仕事を始めたいなあ」
「家事や子育てをしながらできる仕事って何があるかなあ?」
と悩んでいませんか?
一度会社を辞めて主婦業を始めてしまうと、仕事に復帰したくてもなかなか難しいんですよね。
ブランクが長ければ長いほど、雇ってくれる会社が少なくなります。
それに、家事や子育てをしながらできる仕事となると、もう本当に狭き門としか言いようがありません。
そこでこの記事では、英語が得意な主婦におすすめの仕事を紹介します。
家事や子育てをしながらでもできるし、いつどれくらい仕事をするかも自分で決めることができるので、仕事復帰したい主婦の方におすすめです。
英語が得意な主婦におすすめの仕事とは?
英語が得意な主婦におすすめの仕事は、翻訳の仕事です。
翻訳の仕事を主婦におすすめする理由は、以下のとおりです。
- パソコンを使って在宅で仕事ができる。
- いつ仕事をするか自分で決めることができる。
- 仕事の量を自分で決めることができる。
- パソコンが1台あれば仕事ができる。
- パートなどよりずっと収入が多い。
- 立派なキャリアとして社会的に認められる。
- 実力主義なので、ブランクがあっても関係なく始められる。
- 過去の職歴に関係なく始められる。
- 年齢で差別されることがない。
- 性別で差別されることがない。
つまり、翻訳の仕事は、家事や子育てと両立できる上に、パートと違ってキャリアを積み重ねることができるということです。
実力さえあれば会社員より高い収入を得ることもできます。
翻訳の仕事に必要なスキル
英語が得意なら翻訳もできると勘違いしている人がいますが、それは間違いです。
翻訳の仕事を始めるには、翻訳のスキルを身に付ける必要があります。
英和翻訳に必要なスキルは以下のとおりです。
- 英語力
- 日本語
- 専門分野の知識
- 調査能力
翻訳の仕事に必要な英語力とは?
翻訳の仕事では、英語の文章を読む能力が必要です。
そのためには、文法をしっかり勉強する必要があります。
翻訳の仕事に必要な文法力としては、高校で習う文法を把握していれば十分です。
仕事をしていて分からないところがあれば、文法書やネットで調べればいいからです。
また、単語をたくさん覚えておく必要があるかと質問されることがあります。
もちろん、単語をたくさん知っていれば英文を楽に読むことができますが、意味を知らない単語は辞書で調べればいいので、それほど大量に覚える必要はありません。
なお、翻訳の仕事では読み書きしかしないので、スピーキングとリスニングのスキルは翻訳の仕事には不要です。
翻訳の仕事に必要な日本語力とは?
「日本人なら日本語を話せるので、英語さえできれば翻訳もできるはず」
と考える人が多いようですね。
私の翻訳講座を受講される人でも、最初はそのように考えている人が多くいらっしゃいます。
でも、英和翻訳の仕事は、日本語で文章を書くことです。
つまり、翻訳者というのは日本語で文章を書くプロでなければいけませんので、一般人レベルの日本語の文章能力ではプロ翻訳者にはなれません。
ただし、小説家のような文章力が必要なわけではありません。
翻訳者に求められるのは、以下のような文章を書く能力です。
- 一読してすっと理解できる読みやすい文章。
- 英語の意味を正しく伝える正確な文章。
- 日本語として正しい文章。
ですので、今、翻訳者になるだけの日本語力を持っていなかったとしても、練習をすれば翻訳者になる日本語力を身に付けることができます。
翻訳の仕事に必要な専門分野の知識とは?
翻訳の仕事をするには、専門分野の知識は必須です。
たとえば、私の場合は、コンピュータソフトウェア、ハードウェア、通信技術、半導体製造などの知識を持っています。
こうした専門知識を持っていれば、その分野の仕事が次々と舞い込んできます。
もし、英語は得意だけど専門知識は持っていなければ、専門知識がなくてもできる仕事を受注することになります。
その場合、他の翻訳者との差別化ができないので、仕事の依頼が少なかったり、料金が安くなったりします。
でも、専門分野の知識は、今からでも本を読んで勉強すれば身に付けることができます。
だから、今、翻訳者になるだけの知識がないからといって諦める必要はありません。
翻訳の仕事に必要な調査能力とは?
翻訳の仕事をしていれば、理解できない英文や知らない事柄が必ず出てきます。
そうしたとき、翻訳者には以下の選択肢があります。
- 徹底的に調査して、意味を理解した上で翻訳する。
- とりあえず文法どおりに訳しておく。
- 「意味が分からないので訳せません」とさじを投げる。
プロ翻訳者として仕事をするなら、1を選択する必要があります。
そのためには、インターネットを使って知りたいことを見つけ出す調査能力が必要です。
インターネットの検索スキルは、翻訳の勉強や仕事を通じて鍛えることができます。
翻訳の仕事を始める方法
私は10年以上、フルタイムで在宅翻訳の仕事をしていますが、翻訳者になる前は会社員をしていました。
会社勤めをしながら、平日の夜と週末に勉強して、翻訳者として独立しました。
翻訳の仕事を始めるには、まずは翻訳スクールや通信講座で勉強して、翻訳スキルを身に付ける必要があります。
我流の翻訳スキルでも、ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトを通じて、ときどき仕事を受注できるかもしれません。
でも、翻訳スキルが未熟では、同じクライアントから繰り返し仕事を受注することは困難ですし、悪い評価を付けられてしまったら仕事の依頼がまったく来なくなります。
だから、翻訳講座でスキルを身に付けることは必須です。
翻訳スキルを身に付けた上で、クラウドソーシングサイトで仕事を受注するなり、翻訳会社と契約するなりすれば、継続的に仕事を受注することができます。
得意先が見つかれば、営業活動をしなくても仕事の依頼が継続的に来るようになります。
英語が得意な主婦におすすめの仕事:まとめ
会社を辞めて主婦になった方が、仕事で社会復帰するのはなかなか困難です。
でも、英語が得意な主婦の方であれば、翻訳の仕事を始めることができます。
家事や子育てと両立できるだけでなく、社会的にもキャリアウーマンとして認められる仕事です。
翻訳は、英語が得意で仕事を始めたい主婦の方におすすめできる仕事です。