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翻訳家になるには、何を勉強すればいいの?

 

このコンテンツは、10年以上の経験を持つ現役のプロ翻訳者であるアキラが、翻訳の仕事についてきるだけ分かりやすく説明するメディアです。


 

老人とパソコン

 

翻訳家になりたい。だから、英語を勉強しよう。

 

たいていの人はそう考えます。

 

もちろん、翻訳家になるには英語力が必要です。
英語を読み書きできなければ仕事になりません。

 

でも、英語が得意なら翻訳家になれるというわけでもありません。

 

実際に、英語が得意な人は大勢いますが、プロの翻訳家になれる人はそれほどいないことからも想像できるはずです。

 

翻訳家になるには、英語力に加えて別のスキルも必要なのです。

 

しかも、英語を勉強するときも、ガムシャラに勉強すればいいというものではありません。

 

翻訳家になるために「必要なスキル」と「必要ないスキル」があるのです

 

必要なスキルと必要ないスキルを見極めずに、がむしゃらに勉強しても翻訳者に近づくことはできません。

 

翻訳家になるには、何を勉強するべきか?

 

ここでは、翻訳家になるには、何を勉強するべきで、何を勉強するべきでないかをお話します

 

勉強する必要のないことに時間と労力を費やしては無駄なので、必要なことと必要ないことをしっかり見極めてください。

 

勉強するべきでないこと

 

リスニング

 

「勉強するべきでない」と言うと、言い過ぎかもしれませんが、翻訳家になるにはリスニングは必要ありません。

 

翻訳家は、基本的に読み書きだけが仕事なので、英語を聞いて理解する能力は、ほとんど必要ありません。

 

私の過去10年以上、翻訳の仕事をしていますが、英語を聞き取る必要があった仕事は、ほんの2、3件だけだったように思います。

 

それも、仕事を依頼されるときに、「英語を聞き取る必要があるけど大丈夫?」
と確認されて、「大丈夫ですよ。」と返事をしたから依頼されました。

 

リスニングが必要な仕事はほとんどないし、できない仕事はお断りすればいいだけなので、翻訳の仕事にリスニング力は必要ありません。

 

スピーキング

 

翻訳家になるには読み書きができればいいので、英語で話す能力は必要ありません。

 

私は、10年以上の翻訳経験で、一度だけ外国人を交えて英語で会議をする機会がありました。

 

それも、自分から発言するチャンスはなかったので、英語で何も言う必要はありませんでした。

 

翻訳家になるには、英語で話す練習をする時間があれば、英文を書く練習をしたほうが役に立ちます。

 

当然ですが、発音の練習も時間のムダになります。

 

勉強するべきこと

 

翻訳家になるにために勉強するべきことについてお話します。

 

英語の文法

 

翻訳の仕事は、原文を正確に読み取って日本語で表現することです。

 

ですので、翻訳家になるには文法の知識は必須です。

 

私の翻訳講座を受講された方の中には、「英会話は得意だけど文法は苦手」という方もいらっしゃいましたが、原文を正しく理解できておらず誤訳だらけでした。

 

おそらく、英語で会話するときは、外国人の方が手加減して、簡単な英語を使ってくれていたのだと思います。

 

しかし、英会話のときには簡単な表現だけ使ってもらうこともできますが、翻訳の仕事ではそうはいきません。

 

難解な英文がバシバシ出てきますので、文法の知識は必須になります。

 

とは言っても、日本の高校で習うレベルの文法を理解できていれば十分に対応できます。

 

分からないところは、ロイヤル英文法のような文法書やネットで調べれば間に合うからです。

 

日本語

 

英語から日本語に翻訳する場合でも、日本語から英語に翻訳する場合でも、平均的な社会人より高い日本語力が必要になります。

 

日本語力といっても、漢字や熟語をどれだけ知っているかではなく、筆者の意図することを正しく理解する能力、分かりやすく正しい日本語で表現できる能力が求められます。

 

英語ペラペラでも、日本語力が弱ければ翻訳の仕事は難しいでしょう(当然、通訳の仕事も無理です)。

 

ただし、平均的な日本人であれば、勉強すれば翻訳の仕事に必要な日本語力は身に付けられるので、それほど心配する必要はありません。

 

翻訳家になるには、どのように日本語力を鍛えればいいかというと、手本になる日本語の文章を書写することをおすすめします。

 

つまり、見本になる日本語の文章を手書きでノートに書き写す練習です。

 

時間がかかるし疲れる作業ですが、日本語の文章力アップに大きな効果があります。

 

調査能力

 

翻訳家になるには、インターネットで調査する能力も必要です。

 

というのも、翻訳の仕事をしていると、知らないことがたくさん出てくるからです。

 

そういうときにどうするか?

 

当然ですが、「これ分かりません。」などと言うのは翻訳家失格です。

 

徹底的に調査しましょう。

 

たいていのことは、インターネットで検索すれば分かるので、インターネットを使った調査力を身に付ければ、翻訳の仕事で困ることはありません。

 

なお、翻訳の仕事をするのに必要なスキルは、以下の翻訳講座で学ぶことができます。

 

 

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